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aoi320
Joined: 22 Aug 2012
Posts: 65
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歯の表面に出ている部分を歯冠と言い、歯茎に隠れている部分を歯根と言います。歯には前歯と奥歯があって、それぞれ形が違うことはすぐにわかると思います。しかしながら、歯自体の構造は前歯も奥歯もほとんど変わりがありません。前歯にしても奥歯にしても、歯は図のように4つの層から造られています。
歯の一番外側の部分をエナメル質といいます。歯冠の表面部分は全てエナメル質だといってもいいでしょう。エナメル質はリン酸カルシウムというもので作られていて、人間の体の中で最も硬いものです。
しかし、エナメル質は硬い反面脆いという特徴があり、エナメル質だけでは歯を構成することはできず、何らかの下支えが必要になります。エナメル質は2~3ミリ程度の厚みがありますが、歯の表面に行くほど硬く、中に行くほど軟らかい構造になっています。
歯のエナメル質の内側にあるものがセメント質です。図を見ればわかりますが、歯が表面に出ている部分ではエナメル質の内側、歯茎の中に入っている部分では一番外側にあります。セメント質の内側にある象牙質を保護する役割を担っています。
歯の主成分です。我々が歯と言えば、どうしても表面部分のエナメル質に目がいってしまいますが、歯全体の構造から考えると、歯の根幹はこの象牙質になります。逆に、重合器の構造をこの象牙質の立場から見ると、まず象牙質があって、その外側に象牙質を保護するセメント質があり、さらに歯の表面に出ているところの外側に一番硬いエナメル質があるという感じです。
この象牙質があることにより、硬くて脆いエナメル質が歯の表面に存在することが可能になります。また、一般的には歯は再生しないと思われていますが、この象牙質は再生可能です。しかし、歯の構造で我々歯科用拡大鏡に最も重要なエナメル質は再生できません。我々がイメージとして持っている歯の部分であるエナメル質が再生不能ですから、歯が再生不能であるという認識が広がっているのでしょう。
歯の構造で一番内側に位置する空洞です。とはいっても本当に空になっているわけではなく、歯として我々の体に存在している歯科用品時には歯髄と呼ばれる血管や神経などが通っています。この歯髄の働きによって象牙質が再生できるのです。
歯そのものの構造は以上のようになっています。後で出てきますが、虫歯は再生不能なエナメル質が腐食することによって引き起こされます。エナメル質は再生できませんから、一旦腐食してしまうと元に戻す術はなく、虫歯に十分注意しろといわれるのはある意味当然の話なのです。
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wts30286
Joined: 06 Nov 2012
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