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aoi320
Joined: 22 Aug 2012
Posts: 65
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子供は虫歯になりやすいことで知られます。その理由のひとつが、生えて間もない歯は、十分に硬くなっておらず、石灰化が完全にすすむまでに生えてから2~4年かかるからです。また、砂糖を含んだ飲料やお菓子を好むことも要因として挙げられます。
乳歯の虫歯に特徴的な要因としては、哺乳瓶にジュースを入れて与えること、卒乳児期が遅いこと、保護者による歯みがきの開始時期が遅いこと、フッ化物配合歯磨剤の利用開始時期が遅いことなどが挙げられます。
学齢期の永久歯の虫歯に特徴的な要因としては、子供が自分で歯みがきを行う場合、奥歯や新しく生えた歯で磨き残しが出来ることが挙げられます。子供が発生する虫歯の8割以上が、歯ブラシの届かない、臼歯の溝(小窩裂溝)から発生しているという報告があります。
また、虫歯が少ない集団では、ハンドピース小窩裂溝からの発生が主な虫歯は砂糖の摂取量や摂取頻度とあまり関係なく発生することがわかってきました(*2)。そのため、現在の子供の虫歯の予防には、歯科医院での小窩裂溝を埋めるシーラント、フッ化物の利用(フッ化物は歯質を強化します。
市販のフッ化物配合歯磨剤の利用や歯科医院でのフッ化物塗布などがあります)が特に重要になります。また、ダイヤモンドバー砂糖を含んだ飲食物をだらだらと食べないこと、寝る前の2時間以内は控えることや、十分な歯みがきも大切です。
子供の虫歯には大きな地域格差がありますが、これは地域の社会環境や生活環境の違いによります。虫歯を予防するための良い生活環境をつくることで、虫歯を減らすことが可能です。一部の地域では、超音波クリーナー小学校でフッ化物洗口剤によるうがいを出来る環境にしており、虫歯が減少しています。個人でフッ化物洗口という生活習慣を何年も続けていくのは困難です。
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